知的財産管理システム
知的財産管理システムの運用、保守、システム開発に携わり30年。
実務知識と技術力で、知的財産部・特許事務所と同じ目線で考え、
最適なソリューションを提案します。
■ 豊富な経験
知財管理システムの運用、保守、システム開発30年の経験を通し、知財管理の実務知識を備えた技術者を育成しています。
■ 素早い業務理解
複数業種の知的財産部でシステム運用、保守を担当しており、業界、会社毎に異なる知財管理業務への要望を素早くキャッチアップ。
貴社の業務理解のリードタイムを最小化し、日常業務と同じ用語でご相談頂けます。
■ メーカー不問の既存システム対応
複数メーカーの知財管理パッケージ経験あり。システム間データ連携、および、特許管理パッケージ切り替えに伴うデータ移行について、豊富な経験を有しています。
また、メーカー、ベンダーを問わず、知財管理システムの二次利用についてのご相談、提案依頼をお受けできます。
Works
知財管理業務向けシステムの開発実績
既存の知財管理システムや基幹システムとの連携を中心に、様々な知財管理業務向けシステムを開発してきました。
その実績の一部を紹介します。
知財管理システムの開発実績
業務 | システム | 業務概要 |
---|---|---|
他業種 | 基幹システム連携(人事、会計、ワークフロー) | ・人事履歴、部署履歴の構築 ・知財管理システム:社員、部署マスタ更新 ・知財管理システム:発明時所属等のデータ連携 ・会計システム:特許庁、特許事務所、年金事務所費用連携 ・発明届出:基幹システムワークフロー連携 |
多業種 | 発明報奨管理システム | ・報奨対象の抽出 ・報奨ランク、発明者持分、報奨金の計算 ・ワークフロー(発明部門、知財部門) |
鉱業 | 商標申請ワークフローシステム | ・商標継続判断ワークフロー |
情報・通信 | ライセンス管理システム | ・ライセンス/ライセンシー管理 ・ポートフォリオレポート |
機械 | 他社特許監視システム | ・標準化データ取込 ・警戒候補特許の抽出(キーワード、引用文献番号) ・状態更新アラート |
情報・通信 | レポートツール | ・知財管理システムを中心とした複数システムのデータを結合したレポートの出力 |
多業種 | 期限管理システム | ・発表(学会、雑誌等)、出願、審査請求、登録、年金 |
多業種 | 知財管理パッケージデータ移行 | ・発明届出 ・特許、実案、意匠、商標:書誌 ・中間手続(OA) ・包袋、代表図 ・ワークフロー ・発明評価 |
Intellectual Property
知的財産管理とは
知財管理とは、自社で取得した知的財産権や、他社の保有する知的財産権の情報を元に、自社の利益に繋がるように活用していくための管理を行う業務です。
具体的には、「特実意商の管理」「他社権利の管理」「特許年金の管理」「経費の管理」などが含まれます。
知的財産のほとんどは、権利取得をするために申請が必要です。そのため、自社の知的財産について、権利化・保護するために手続きを行うのが知財管理の仕事です。
知的財産を権利化した後は、知財に関する法律と照らし合わせながら、適切な管理・運用が出来るよう、社内外の人間と折衝をしていきます。
また、知的財産権は、他者から商品・サービス・発明などを守り独占する必要があります。権利が侵害されないよう、またはこちらが侵害してしまわないように、権利の侵害を防ぐのも重要な役割となります。
知的財産権 ≒ 特許権・実用新案権・意匠権・商標権
■特許権
「特許」という言葉を耳にしたことがある人は多いと思いますが、これも知的財産のひとつです。 主に自然法則に基づいた発明の中でも、高度なものに関する権利となります。発明に対して特許権を取得することで、指定の発明方法を競合他社に使わせず、有効期限である20年間は独占することが出来るのです
■実用新案権
実用新案権という言葉は、耳慣れないものだと思いますが、簡単にいうと「特許と比べて高度ではない発明」に関する権利です。そのため、特許と比べると申請手続きが簡単で、製品の構造や形状・組み合わせに対して独占が可能となります。
■意匠権
意匠権とは、物、建築物、画像のデザインに対して与えられる独占排他権です。 意匠権として保護されるのは、物等の全体のデザインの他、部分的に特徴のあるデザイン等です。 意匠権の効力は、登録された意匠と同一又は類似の範囲まで及びますので、第三者によるデザインの模倣品や類似品の販売等を排除することができます。
■商標権
商標とは、企業やサービス・商品に対する名前やロゴ・マークなどを指しています。つまり商標権とは、目印となる商標を独占できる権利です。
商標権は更新さえすれば永続的に取得出来るものなので、商標権を取得した会社が更新し続ける限り、ロゴや名前を独占することが出来ます。
知的財産管理はなぜ重要なのか?
知的財産権には「自社の技術をどう権利化し、守っていくのか」「権利化した技術をどう活用するか」の2つの課題があります。
この権利を正しく管理し、活用することが企業の利益に直結するため、知財管理は非常に重要です。
新しい商品を開発したけれど、知的財産権を取得していなかったり、知的財産権を取得したにも関わらずきちんと管理をしていなければ、せっかく開発した技術を競合他社に真似されるなどして、自社が得るはずの利益を奪われることになりかねません。自社技術を守るためにも知財管理は重要となってきます。
会社にとって知的財産を適切に権利化し運用していくことにより、自社の利益・競合優位性を保つことができます。さらに独自性・信頼性のUPに繋がります。