「僕たちはどうやって成長していくか」話合える組織を作っていきたいです。
ヤマオ ケンゴ
山尾 健吾
ITソリューション事業部 部長
2008年10月 入社
- ・好きな食べ物【お寿司】
- ・趣味・特技【料理】
- ・好きな色【ミントグリーン】
入社を考えている方へ
- 入社初年度
- ソロワーカーの極み
エアリーには中途採用で入社しました。まずは、入社前の話からしましょうか。 1社目は臨床検査会社でした。病院などから血液、細胞組織などを預かり、検査して結果を返す仕事です。臨床検査技師として、主に生化学検査を担当していました。検査用の大きな機械を日々使っていましたが、ITとは無関係でした。ここで3年半過ごします。 2社目は小さなIT会社でした。大学時代の知り合いから、「東京進出にあたって人が足りないので」と乞われ、業界未経験で転職しました。約7年の在籍期間中、インフラ、システム開発など経験を積み、徐々に顧客、仕事も増えていきました。 そして入社8年目の早々、この2社目は倒産してしまいます。ある日突然会社がなくなるというのは、なかなか衝撃的な体験でした。 さて、次をどうしようか。色々と考えましたが、前職の顧客からの継続を求める声に応えることに決めました。 そこで色々な縁を辿り、僕にとって3社目であるエアリーに入社しました。 それから数年は、千葉にある会社にはほとんど立ち寄らず、前職から継続の都内顧客をぐるぐる回って、1人で仕事していました。 ということで、エアリー入社後しばらく、僕は圧倒的にソロワーカーでした。
- 入社1年目、8年目
- 自分の価値を考える
僕にとっての転換点は2つ。 どちらも、自分の価値というものを考え直すようになった出来事です。 1つはエアリー入社1年目、転職のきっかけとなった前職会社の倒産です。 当時僕は30歳を超えていましたが、ここでやっと、「必要十分な対価を得るために、『社内での実績や経験』でなく、『市場で評価されるスキル、価値』を身に着けるべき」ということを身を以て知りました。 そして、まずはデータベースのエキスパートになろうと決意しました。それまでの経験から、フロントエンドほど流行り廃りには振り回されず、かつ、技術革新があったとしてもRDBMSの需要は20年は続くだろう、と考えてのことです。 データベースの技術を深掘りしていくのは性にもあっていて楽しく、色々と得るものがありました。 ただ、その領域の最先端を突っ走ったり、エース級のエンジニアに肩を並べるところまでは成長できず、徐々に「他の武器も身に着けたい」と考えるようになっていました。 そして8年目、2つ目の転機を迎えます。 管理職も、自分の仕事とすることにしました。 それまでも複数名での開発をリードする機会はありましたが、それは「目の前にあるプロジェクトをどう効率よく推進するか」が主題であり、技術とスケジュール管理が主な要素でした。 ただ、それはビジネスの狭い側面でしかありません。課題の発見と解決、ビジネスの成長、人の育成、組織の運営、等々。視野を広げればやるべきことはまだまだあり、また、それは今後10年20年で廃れることはない、恒常的なテーマです。 汎用的なビジネススキルを身に着けたいという僕の思惑と、会社の要請が一致したことが幸いし、このタイミングで新たな挑戦を始めました。 ところで、「管理職『も』」と書いた通り、実は、管理職の傍ら、エンジニアとしてまだコードを書いたり色々触ったりしています。 好きだから、というのもありますが、IT業界で顧客と向き合う以上、知識、スキルは常にブラッシュアップしていかなければ、と考えています(と、言い訳しています)。
- 入社10年目
- 組織のみんなで、育っていく
現在は、部長として、主に受託開発を手掛ける部署で仕事をしています。 仕事としては、顧客の開拓、人の育成、組織の運用、ビジネスの発掘、などなど。とにかく、色んなことをやっています。 コロナ禍以降、リモートワークで働く姿が目に付くようになってから、子供からは「お父さんの仕事は、会議すること」と言われています(笑)。 なるほどそう見えるのか、と最初は笑いましたが、実は案外、鋭い指摘かも知れません。 僕は、自分のことを「リーダーシップに優れた人間」ではないと思っています。むしろ、そういうことが苦手な部類です。 今は、少しでも時間を作って、「ちょっと未来」に目を向けることを意識しています。 その上で、「どの未来に向かって進むのか」「どうやって進むのか」を、ミーティング等でメンバと話し合っていくよう心掛けています。 言い換えれば、「僕たちはどうやって成長していこうか」とみんなで話し合う組織を、みんなで作っていきたいと挑戦しています。
今後の目標を教えてください
まずは、今の仕事で成果を出すこと。「みんなで成長する組織」を定着させることです。 それから、自分たちの仕事を、より社会に結びつくものにして行きたいと考えています。 1980年代にPCが普及して以降、IT技術は社会に広く浸透していきました。 当初、ITには ・もっと計算を早く ・もっと大量のデータを取り扱えるように ・ネットワークで結んで遠隔地のデータもリアルタイムに など、困ってること、やりたいことが分かっていて、それを解決することが求められてきました。 ただ、そのようなものはほぼ半世紀の間にほぼ作られてしまったのではないかと思います。 今は、ITにとっては「次に何を作れば、人に、組織に、社会に価値を提供できるのか」が簡単には分からない時代。 そんな時代に、「僕たち、IT屋なので言われたものは何でも作ります」というスタンスで居ても、何も頼まれることはありません。 これからのIT会社は、より顧客に近い場所で、一緒に課題や価値を発見し、一緒に社会に貢献していくことが求められるようになる、と思っています。エアリーを、そういう価値を提供できる会社にしていきたい、というのが、漠然としていますが、今後の目標です。